お金のことに興味が持てるのはどんなときか

明日はクライアントの初企画イベントで、家族向けにお金のセミナーをするので、今日はその準備を粛々と進めています。

セミナーについては「お金に興味を持ってもらえる話」という要望をクリアしないといけないのですが、お金に興味がない人は少ないのではないでしょうか。FPの個別相談に来られる方がお金に興味があるのはもちろんですが、プライベートで子どものお友達のお母さんやご近所の方とお話する時に

・「あそこの〇〇は安くて美味しい」
・「今日は〇〇のスーパーで△△が安い」
・「〇〇は便利だけど△△で買うと高いから◇◇で買うといい」
・「こんな方法だとお金があまりかからない」
・「〇〇よりも△△のほうが習い事の月謝が安い」

などの話はよく出てきます。興味を持ちたくないけれど、興味をもたなければ生活に支障がでる、というのが本音かもしれません。もしそうだとすると、目の前のお金のことには興味があるけれど、10年後、20年後のお金のことになると

・何とかなると思っている
・お金のことを考えるのが面倒
・興味や不安はあるけど何をすればわからない
・興味はあり何をすればいいかも頭ではわかっているけれど、行動に移すのは面倒

などの理由から、自分のなかでお金のことに目を向けることへブレーキをかけているのかもしれません。

私はもともとお金のことに興味があり、それについて勉強するのも実践するのも抵抗がなく、それどころか好きなので趣味にも仕事にもなるわけですが、興味のないもの(興味はあるけれど考えるのが面倒というものも含みます)もあります。例えば、掃除、洗濯、料理、かわいいものなどです。自分が興味のないものに対して、どんな話だったら興味を持てるか…と考えてみました。

・面白い、面白そう
・役立つ、役立ちそう

と思えることが興味を引くのだと思います。

小学生の子どもが私によく質問することの1つに「なぜ学校に行かなければいけないの?」「理科や社会は何に役立つの?」です。大人になって初めてわかることは多いと思います。お金の話も同じで、子どもが大学に入る年齢になったり、年金生活を送る年になったりして初めて、「もっと興味をもって勉強しておけばよかった、できることをしておけばよかった」と後悔するのだと思います。

ですが、私たちは先に将来を見ることはできませんから、将来を想像して、今のままで安心して生活できるのかどうかについて、抵抗なく学ぶきっかけが必要になるのだと思います。

先程、私は掃除、洗濯、料理に興味がないと書きました。嫌いなわけではありませんが、好きでもありません。やらないと家の中が成り立たないからやっています。でも、イヤイヤするのは負担になるので、負担に思わなくてすむ工夫をして、家の中や服装、健康管理などが程よくきちんとなるように心がけています。
負担に思わなくてすむようになったのは、簡単な手入れや料理の方法のコツを見つけられたことにあります。

コツを見つけて実行しているだけです。
お金についても同じことが言えます。お金は私たちの生活に欠かせないもので、あれば生活を楽にしてくれるもので、お金のことを知って、考えて、行動することに損はなく、得することばかりです。

明日のセミナーは、面白そう、役に立ちそう、と思ってもらえることが目標です。少し先の将来から逆算して、なぜお金のことを知る必要があるのか、使えるお金とお金の楽しい使い方、活かし方についてお話します。

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