住宅ローンを借りるときのポイント
2009年10月25日、日経新聞に住宅ローンの返済困難者が増えているという記事が載りました。
住宅取得はあきらめて賃貸にすべきなのかしら…と考える方もいらっしゃると思います。
確かに賃貸は住み替えができますから、家庭の経済状況に臨機応変に対応できるメリットがあります。賃貸も住まいの選択肢に入れて考える、というのは、確かに理にかなっていると言えます。
ですが、「いつかはマイホームを」という想いが強ければ強いほど、頭では賃貸のメリットをわかっていても、心が譲らない…という方は、決して少なくないと思います。
それなら…失敗しない住宅購入計画を考えましょう!
当り前のことではありますが、住宅購入は計画的に、そして、住宅ローンは上手に借りて上手に返す。これができるかできないかで老後の生活も大きく変わってきます。
住宅の購入を考えるとき、どこまで計画をしますか?
「住宅ローンを完済した後の老後の生活設計まで」考えましょう。
住宅取得は大きなイベントではありますが、あくまで人生の一部です。
ですから、ライフプランをキャッシュフロー表(お金の流れがわかる計算シート)
を使って数字で確認し、その中に住宅購入資金計画と住宅ローン返済を組み入れます。
これを行うには、いつ、どのような資金がいくら位必要なのかを把握することから始まります。
次に、毎月いくら返済していけるか、それはいつまで返済していけるのか…を考える必要があります
そして最後に、家計の年間収支を計算し、将来の年間収支を予測します。
これで、毎年の貯蓄残高にマイナスが出ていなかったら住宅購入を実行しても大丈夫ということになります。