家族を守る保険について
生命保険は「万一のため」「遺された家族を守るため」にあります。
「自分に合った生命保険って何だろう?」と考えるときに最も大事なことは、
「夫が亡くなったら…妻が亡くなったら…日常生活の何が大きく変化するか?」を想像することです。
保険選びはそこから始まります。
その際はぜひ、自分1人で考えずに、家族の意見も聞いてください。両親にお世話になるかもしれない、という方は、ご両親にも話を伺うといいですね。
万が一…という話は、あまり考えたくありませんが、しっかり想像して意見を出しあい対策をとっておくと、それが安心に繋がりやすくなります。
では、いくらの保障が必要なのでしょうか?
必要保障額の考え方は、以下の通りです。
今後の支出の主なもの…生活費、教育費、住居費など
配偶者の生活費は、85歳程度までを考えるといいでしょう。
今後の収入の主なもの…遺族年金と今後見込める勤労収入
会社員の方なら、死亡退職金や弔慰金も加算されます。
福利厚生が手厚い会社にお勤めの場合は、子どもが18歳になるまで育英年金が受けられることもあります。
社内規定・就業規則はしっかりチェックしましょう。
遺族年金の計算方法
・遺族年金(社会保険庁)
必要保障額が決まったら、次はどんな種類の保険を選ぶかを考えます。
死亡保障は、基本的に定期保険と終身保険の2つで準備します。
最も大きな保障が必要なのは、最後の子どもが生まれる時期。それ以降は年々減少していきます。
年々減少するので、保障の形は「三角」が望ましいです。上記2つの保障の形は「四角」です。年々減少…に対応してくれる「三角」の保険もあります。逓減定期保険、収入保障保険です。1年ごとに保障を組み立てるタイプのものもあります。
子どもが独立するまで(例えば22歳まで)の保障額を、「四角」の保険で用意して、数年ごとに保険金額を見直す、という考え方もあります。保障額を小さくしていくことは難しくありません。
◆本当に役に立つものか?をじっくり考えてください。
◆保険は複雑になればなるほどコスト高になりますし、たとえばオプションで死亡・高度障害以外にも給付金がでるものを付帯していたとしても、「死亡・高度障害以外はどのような時に保険金請求をすればいいのかわからない」ということでは契約をした意味がありません。
また、契約をした本人がしっかり理解できているということはもちろんですが、イザという時に保険金を請求するのは遺された家族であることが多いです。
ですから、家族が理解できる商品であることは重要です。
「万が一…」という言葉には、病気などのリスクもあてはまりますから、死亡保障とともに医療保障を見ていくこと必要があります。
医療保険についてはこちら→「病気やケガに備える保険」
☆生命保険を考えるときに読んでおきたいオススメの本☆
生命保険が苦手な方、生命保険は難しいとお考えの方は
「生命保険のウラ側」を読んだ上で「生命保険のカラクリ」を
お読みになることをおすすめします。