流行りの金投資、どこまで上がる?

コラム

流行りの金投資、どう考える?

                          2010年4月19日
どんどん上がる金価格。
値段が上がってくると、買ってみようかな…と思うもの。

今日は、金投資の考え方や、注意点などについてお伝えしたいと思います。

はじめに、金価格の推移をご紹介します。

■本日4月19日10:30時点での金価格は3,365円/1g

金の輸入が自由化になった1973年~2009年の過去36年間に、1gあたりの年平均価格が3000円以上となったのは1980年~1983年の4年間です。

過去5年間の金価格(小売価格)を見てみると、最低 約1400円/g、最高 3400円/g となっています。2008年冬に2500円/gまで落ち込んだものの、約2.4倍の価格上昇があったということになります。

・金相場投資の基本的な考え方とは

金相場への投資魅力は、いくつかあげられまあす。
「金は無価値にならず、長期的に信用があります」。1企業や1国が破たんすると、株式や債券の価値はなくなってしまいます。ですが、金の価値がなくなることはありません。「希少性が高く劣化しない」というのも、魅力の一つです。

需要としては、宝飾品というイメージが強いかもしれませんが、工業・医療製品としても活用されています。供給量が限定的なのに需要は増加しています。

また、金は「有事に強い」というのも特徴です。2008年の世界同時不況が記憶に新しいです。

注意点としては、金価格はつねに上昇しつづけているわけではない、という点。また、金は利息をうまず、市場の値動きに左右される、基本はドル建てのため、売買を行う時は、為替相場の変動に影響される、といった特徴がありますので、その点を踏まえたうえで、金投資をするかどうかを検討したいところ。

金は、インフレ率が高まるとその需要が増えますから「インフレに備えたい、資産を長期的に守りたい」という考えの方には向いている投資商品といえます。