【原発性副甲状腺機能亢進症】初診から退院まで③隈病院ってどんなところ?<お金編>

③は、隈病院のお金編です。いまブログを書いている時点では、まだ入院中にかかった費用の精算が終わっていないので、それについては、精算が終わったらブログにアップします。

この<お金編>では、支払方法や入院するときの預り金や留意点などについて書いています。

・支払方法

すべて現金払い。検査をすると1万円以上かかることもあるため、現金は多めに用意しておいた方がよい。例えば、私が受けた「副甲状腺シンチグラム(MIBIシンチ)」はと造影CT検査の費用は、合わせて約3万円だった。

専門病院とはいえ、規模は大きい病院なので、クレカ払いができる病院が多いなか珍しいと思った。

 

・入院時の預かり金

限度額認定証がなければ、30万円。限度額認定証があれば、高額療養費の区分表によって、金額は異なる。預り金は、概ね1か月の高額療養費の2倍と考えると良い。おそらく、月をまたぐ入院もあることから、2か月分の上限額を預り金に設定しているのだと思う。

 

預り金がいくらになるかは限度額認定証の「適用区分」というところを見ればわかりますが、厚労省の制度資料を下記に貼付しているので参考にしてください。

<参考:高額療養費の適用区分と1か月の上限額 出所:厚生労働省保険局「高額療養費制度を利用される皆さまへ」>

 

預り金30万円を現金で用意するのは避けたい・・・という人は、限度額認定証を取得しておいた方がよい。

 

預り金の金額についてだが、私の感覚では「高い」と感じた。

これもまた参考までに、他の病院も同じようなものなのだろうか?と調べてみたところ、限度額認定証がなくても3万円とか5万円にしているところが多いようだ(分娩を除く。分娩は42万円など)。夜間休日の入院でなければ、預かり金が不要なところもある。

 

では、なぜ隈病院は預かり金が他よりも高いのか?

隈病院に限ったことではなく、不払いの人が多いのだろう。ここでは、高度な医療設備・医療技術・質の高い人材を確保し、医療従事者がより良い医療を提供する。患者はより良い医療を受けられる。つまり、病院、医療従事者、患者を守るために考え抜いた金額なのだろう。そう考えると納得がいく。

 

<ひとことメモ>

ファイナンシャルプランナーという仕事柄、緊急予備費に生活費の最低でも6か月分、できれば1年分は用意しておくことをオススメしていますが、「どうしてそんなに?」と不思議がる人もいらっしゃいます。

今回の私のように健康保険が使える手術ならいいですが、健康保険が使えない治療や手術、薬、注射はたくさんあり、それを選択するならお金がいります。日頃から健康な人ほど自分が病気になったり事故に遭ったりすることを想像しにくいかもしれませんが、人はいつ病気になったり、事故に遭ったりするかわかりません。

入院したり自宅療養したりしているときで仕事ができなければ、たとえ傷病手当金がもらえる人でも、収入はダウンします。

病気やケガで思わぬ出費が必要になることがあるかもしれないこと、それによって収入ダウンになるかもしれないということ、治療などの選択肢を広げるためにはお金が必要になることを頭の隅に入れて、いつでもサッとお金が出せるように、緊急予備費を確保しておきましょう(^^)

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