コモンズ投信オンラインセミナーで確認できたことや思ったこと #forgood

今日6月15日 19:00からコモンズ投信が  「お金の未来を考える」 ~マーケット、どう見たらよい?~というテーマでオンラインセミナーを実施していて、それに参加しました。

講師は、大学の先輩にあたる伊井哲朗社長(コモンズ投信代表取締役社長兼最高運用責任者)。

伊井社長に初めてお会いしたのは、私が東京の練馬に住んでいたときで、ちょうど10年前でした。コモンズ投信会長の渋澤健さんとセゾン投信社長の中野晴啓さん、レオス・キャピタルワークス(ひふみ投信)代表取締役社長の藤野英人さんが「草食投資隊」としてセミナーをなさっていて、ご挨拶させていただいたのを今でも覚えています。

今でこそ、投資の運用会社が銀行や証券会社を通さずに、個人投資家に投資信託を直接販売する「直販」をご存じの方もいらっしゃると思いますが、当時はほとんどなく、知られていなかったんですよね。

あの頃、肉食系とは草食系とかいう言葉が流行っていて、私は「長期・分散・積立」を「草食」に見立てたネーミングが好きで、いくつかセミナーに参加していました。

あれから10年。コロナ禍でオンラインセミナーが一気に広がり、おかげさまで今日のセミナーに参加することができました。

前置きが長くなりましたが、今日のセミナーは、改めて確認できたことが多く、また、「やっぱり株式投資は、趣味で短期投資するのもいいけど、長期目線での投資を併用していくべきだなぁ」と思えたものでした。

<改めて確認できたこと、確かに!と思ったことなど>

今回の新型コロナでは、世界中でパンデミックとなったけれど、100年もの間には、5回のパンデミックがあるので、実はそんなに驚くことではないのですよね。ちなみに、5回のパンデミックは、「スペインインフルエンザ」「アジアインフルエンザ」「香港インフルエンザ」「新型インフルエンザ」「新型コロナウィルス」。

人の人生は、過去100年の間では、50年とか60年とかだったので、生きている阿智谷1回あたるかどうか、という感じだったんだと思います。1968年~1969年の香港インフルエンザから2009年の新型インフルエンザまでの期間に比べて、今回の新型コロナが流行するまでの期間は短いです。

いまや人生100年の時代なので、生きている間に2度や3度新しいウィルスの脅威に晒されることは、当たり前になるかもしれません。

昔に比べて人の移動が容易になった分、ウィルスの拡大スピードは早くなっていますが、医療技術も発展してきているので、終息までの期間も短くなる可能性は十分に考えられます。

ウィルスとの共存ということを念頭に入れたとして、じゃあ今回は経済はどのようになったのか?また、これからどうなるか?ということですが、年初来騰落率(6/10時点)は、東証マザーズ指数、NASDAQ総合が高くなりました。コロナショックからみると、東証マザーズ指数は85%も上がっています。

日経平均もNYダウもコロナ拡大時期には大きく下げましたが、かなり戻ってきているのは知っている人も多いと思います。

セミナーでは、債券に投資をしても利息がつかない状態=金利がゼロなので、どこに投資するか?と考えたときに、消去法で考えると株式が相対的に魅力的になったと考えられる、という話がありました。投資家の心理としては、今回のタイミングはまさにそうだったと思います。

これまで私たちが「危機」に直面したときに、どのようなことが起こったかというと、イノベーションが加速化してきました。

危機=「危険」と「機会」という言葉は「確かに!」と思いました。

例えば、戦後は道路や鉄道が発達し、東日本大震災後はベンチャー起業家、社会起業家を多数輩出してきました。Aを使った防災システムやSNSの利便性、クラウドファンディングなどがそれにあてはまります。家計簿アプリのマネーフォワードやメルカリなんかもその頃から出てきました。

リーマンショック後は、非金融系のIT企業がインターネット決済の仕組みを開発したり、お金の借り手と貸し手を結びつけるサービスを開発したりすることになりましたし。宿泊施設をマッチングをするAirBnBなんかもそうですね。

今回のコロナ禍では、米国でタクシーの配車アプリで知られるUber(米国)は、Ubereatsで大活躍ですよね。今ではあちらこちらでUbereatsのバッグを背負った自転車をみかけます。

じゃあ、新型コロナ後は?というとセミナーでは、まず4つが挙げられていました。今回のコロナ禍で4つすべてを体験した人も多いのではないでしょうか。私ももれなくすべてを体験しました。これがもっと加速するということです。

・オンラインによる遠隔診療

・オンライン教育

・新しい働き方

・公衆衛生意識の高まり

それから、「リアル」と「絆」に対する価値の高まりです。これは、簡単にオンラインで繋がれるとともに、リアルを含めた絆の価値が高まるだろう、ということです。私もZOOMを利用することが多くなり、これを感じています。

ほかには、自然との共生という意識が高まるだろう、ということです。今回、自動車がとまり、CO2の排出が減ったという話がありました。

最後に、社会共通価値への意識の高まり(=social Common values)がある、と。ここの説明はありませんでしたが、私なりに考えたのは、安定して持続できる自然環境や社会を作っていこうという考えが、コロナ禍によって世界共通の認識になっていくという意味だと思います。SNSで世界がつながれる世の中なので、こういう意識は高まってくる思います。

 

セミナーでは、コモンズの投資先の企業が、今回のコロナ禍のようなパンデミックを想定した取り組みをしていたか?また今回の新型コロナに対する取り組みをしたか?などについてインタビューした内容も紹介されました。

話にあがったのは、ユニチャーム、エーザイ、シスメックス、旭化成、ダイキン工業、カカクコム、ベネッセ。

書くと長くなるので省略しますが、企業との会話がないとわからないことが多いと感じました。

参考までに、コモンズ投信を知りたい方は、下記URLをご覧ください。

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今後も新型コロナのような世界中でパンデミックが起こる可能性はあるので、未来を読む力がどこまであって、どのような取り組みができているかによって、企業の価値は大きく変わってくるのだと思います。

インデックスファンドのような信託報酬が低いファンドでも、それなりのパフォーマンスになると思いますが、「この運用方針がいい!」と思えるアクティブファンドがあれば、インデックスファンドより信託報酬が高くても、それを選択するのもいいと思います。

 

 

 

 

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