やさしく学ぶ「預かり資産アドバイザー基本コース 」新規開講

2019年10月から銀行業務検定試験 『預かり資産アドバイザー3級』が始まることをうけて、この検定に対応した通信講座が新規開講されました。

2018年冬に、経済法令研究会の方から、「預かり資産セールスをやさしく学べる通信講座にしたい」とご連絡をいただきました。

2つ返事でお引き受けしました。
金融は国の経済を担う重要なインフラで、金融機関は、生活者にとってはなくてはならない存在です。そして、私は、金融機関はもっと、生活者と隣り合わせとなる存在になってくれることを臨んでいます。

ですが、現実は、「金融機関にお金の相談なんてできるの?」「金融機関に相談に行ったら、何か金融商品を勧められて損しそう」と思っている生活者は多いのです。

なぜそのようなことになってしまったのかというと、お客さまの利益よりも金融機関の利益を優先する傾向が強かったので、お客さまから信頼してもらえなくなったのです。
もちろん、そんなことはなく、お客さまが何に困っているのか、何を気にしているのかについて、話をきちんと聴いて、お客さまのためになる商品やサービスを提供している人もいます。

ただ、そうしている人が少なかったのです(したくでもできなかった人もいます)。

いま金融機関は、「顧客本位の業務運営(フィデューシャリー・デューティー)」が求められています。これは、お客さまの最善の利益を追求する取組みをすることが第一優先であって、そうすることで、金融機関もまた発展していくという考えです。

金融機関が、安心してお金の相談ができるところになれば、お客さま(個人・法人問わず)はそれだけ賢く生きることができます。それが結果的に、金融機関の利益になり、利益が循環したり、利益が生まれたりするという考えです。

金融機関の目指すものは、総合金融サービス業で、生活にまつわるお金のことなら、金融商品でもサービスでも仕組みでも、どんなことでもお任せあれ、という存在です。

いまの日本は、預貯金だけでは資産形成が思うようにできないものの、将来の自分の生活は自分で守らければなりません、
ですから、金融機関に勤める人には、投資信託をはじめとした金融商品のうち、どの商品が目の前のお客さまにマッチするのかを見極める「顧客提案力」が必要です。また、なぜその商品が、目の前のお客さまにとって適しているのかを、お客様に納得していただく「顧客説明力」も必要となります。

そんな、提案力や説明力を身につけるには、まずは各種金融商品の仕組みやセールス、アフターフォローの仕方など基礎的な知識を習得し、それを実践していく必要があります。

通信講座「預かり資産アドバイザー基本コース」では、高校を卒業してすぐに金融機関に勤めることになった人や、初めて預かり資産推進業務をすることになった人が、スラスラッと学べるよう、難しい表現を避けて執筆しました。
そして、お客さまに預かり資産についてアドバイスするときに「テキストの表現をそのまま使ってもらえる」ことも意識しています。

お客さまから「人生のこと、人生にかかわるお金のことなら何でも相談したい」と思ってもらえる人を目指す人は、ぜひ
預かり資産アドバイザー基本コース を受講して、検定試験もクリアしてください。

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