エフピースマイル代表
ファイナンシャルプランナー

中山 弘恵

関西学院大学文学部を卒業後、安田火災海上保険株式会社(現:株式会社損保ジャパン)で全損害保険商品と医療保険商品を取扱い、お客様応対・代理店支援業務を担当。在職中にAFPを取得。
退職後にCFP®取得した後、株式会社みずほ銀行にて渉外業務・住宅ローンの受付審査を担当。
退職後は夫の転勤に帯同し東京へ。2人の男の子を育てながらFP相談やセミナー講師を再開。
夫は転勤族で多忙なため「どうせワンオペ育児するなら住み慣れた大阪で」という思いから、わたしは仕事の拠点を大阪に戻して活動を継続。

現在は、22年間にわたり生活者に100%寄り添ってきた相談力を活かし、主に金融機関の行職員に対して顧客本位の提案研修や通信講座の執筆を行っている。

また、”先取り貯金”と”先取り投資”で「貯めて増やして楽しく使う」「自分らしく生きる」を実現するための資産運用相談と、シニア世代の資産管理、相続前後の相談や手続き業務を中心に活動中。

資産運用の普及に尽力する理由

わたしは小学生の頃、「少ないお小遣いを何とか有効に使えないものか」と考えて、古本屋さんにマンガを売りに行っては新しいマンガを買っていました。

社会人1年目の時には、これから入ってくるまとまったお給料をどう扱えばいいかわからなかったので、初任給をもらってすぐにマネー雑誌「ZAi」を買いました。雑誌には、手取り収入の仕分け方の例が円グラフで書いてあり、それを参考にせっせと貯蓄に回すことにしました。
目標にしたのは「まずは1年間で100万円貯める!」でした。そこで始めたのが「先取り貯蓄」です。

自分に役立つお金の知識をもっとたくさん身に付けたかったので、FPの資格を取ることにしました。

その後、現在の夫と結婚。貯金が0円だったのは衝撃的でした。
お金が貯まらない原因となっている、無駄にたくさん入っている保険や日頃のお金の使い方を見直したら、徐々にお金が貯まっていきました。

そんなとき、日本株を買っていたわたしは、リーマン・ショックで大失敗しました。わたしの投資金額は平均すると30%目減りしていて、自分のお金がみるみるうちに減っていくことに耐えきれなくなり、株のほとんどを売ってしまいました。

リーマンショックの少し後に、「草食投資隊」の渋澤 健さん(コモンズ投信)、中野 晴啓さん(セゾン投信)、藤野 英人さん(ひふみ投信)にお会いする機会があり、「長期・分散・積立」を教わりました。
そこから、私の「 長期・分散・積立」での「先取り投資」が始まりました。

コツコツ貯めたお金をリーマン・ショックで失いましたが、資産運用をやめようと思ったことはありません。なぜなら、投資を続けたおかげでお金が増え、その増えたお金が何度も生活を助けてくれたからです。

大きな出費の代表例は、車の買い替えや家のリフォームです。これらの費用の一部を投資の利益で賄うことができました。懸命に貯めたお金を取り崩すのと、いつの間にか増えたお金を使うのとでは、心の穏やかさがまったく違うのです。
資産運用で大切なのは、商品選びとやり方を間違わないことです。

わたしは増えたお金を途中で使うこともありますが、老後資金は「長期・分散・積立」を守り、投資信託で運用しています。

過去に大きな失敗をしているわたしですから、投資に不安な気持ちを抱く方の気持ちはわかります。わたしのような失敗はしてほしくありませんが、資産運用は「怖いもの」「わからない」という理由で最初の一歩が踏み出せないのであれば、もったいないと思っています。

少額からでもいいので、長くお金を育てていくことに目を向けてほしいのです。あなたの「安心して楽しく過ごせる毎日」をサポートします。

シニア世代の相談に注力する理由

わたしが20代の頃のことです。それまで仲の良かった身内が遺産分割で揉めに揉めて、とうとう仲違いになりました。
とてもショッキングな出来事で、今でもその時の様子を覚えています。

ほんの数年前まではお盆も正月も笑顔で一緒に過ごしていたのに、お金が絡むとここまで人は変わるのか、と悲しかったですし、財産の多寡にかかわらず、揉めるときは揉めることを実感しました。
誰ひとりとして、わたしのような心の傷を負ってほしくありません。

これまで貯めてきたお金は、「何に使いたいと思っているのか」「子や孫などにどのように残してあげようと思っているのか」といったことは、はっきりとした意思表示が必要です。

「子どもなんだから親の考えはわかってくれているはず」「我が家に限って揉めるはずはない」そう信じたいですが、自分が思っていること、やってほしいことは、日頃から言葉に出したり手紙に残したりしていないと、伝わらないことが多いのです。

たとえ相続で揉めなくても、故人を大切に想うからこそ、「生きている間に、もっと自分のために使ってほしかったし、何に使いたいか知っていたら、積極的に使うことを勧めたのに」そんな後悔の気持ちが遺族には残るものです。

親や配偶者の判断能力が低下する前に、そして相続が発生する前に、相続人が「困らない」「揉めない」「後悔しない」ためにできることは、できるだけしておいてほしいのです。そのために、あなたの「いつまでも家族仲良く、手を取り合って過ごす毎日」をサポートします。

主な保有資格

  • ファイナンシャルプランナー(CFP®)
  • 1級ファイナンシャルプランニング技能士
  • 相続手続カウンセラー
  • 定年力アドバイザー
  • 証券外務員2種

その他

  • びわこ学院大学 「ファイナンシャル実務総論」担当(2016年〜現在)
  • 関西外国語大学 「FP技能検定3級 対策講座」担当(2019年〜2020年)
  • 一般社団法人日本定年力検定協会 理事