テーマは「食育」「子どもに身につけてほしい力」

だんだんと暖かい春が近づく気配を感じる季節になってきました。
もう少し暖かくなると、我が家では家庭菜園をする時期に入ります。

「食育」をテーマに子育てファミリー向けのセミナーで講師を務めました。

平成17年7月に「食育基本法」が施行されてから
小学校や就学前の保育園や幼稚園などでも
食育を推進する積極的な活動がされています。

例えば、私が住む高槻市では次のような取り組みがあります。
・ミニトマトの栽培やブロッコリーの栽培
・地域の特色を生かした学校給食の実施や給食メニューのアイデア募集
・お米づくり

教育基本法の中では「食育」を
①生きるうえでの基本であって、知育・徳育および体育の基礎となるもの
②様々な経験を通じて「食」に関する知識と「食」を選択する力を習得し、
健全な食生活を実現することができる人間を育てること
と位置づけています。

つまり、「食」を通じて人間を「育」てましょう、ということですね。

食育基本法が施行されたのは、我が家の長男は2歳、
まもなく次男が生まれる時期でした。

食育についての取り組みが広がり
「食」に関する学びが得られた彼らは幸せだと思う反面、
いつでもどんな野菜や果物でも手に入り
増え続ける食べ物の種類や食生活の変化には
国策での「食育」の取り組みがあって必然だとも感じています。

そして、今回、私がセミナーでお話した「食育」は
学校等の教育でしてくれていることとは切り口をかえたもので
・家庭菜園(ベランダやリビングでの菜園など)が親と子と家族に与える影響
・これからの人生に役立つ子どもに身につけてほしい力
についてです。

家庭だからこそできる「食育」にスポットを当てています。

我が家が初めてリビング菜園をしたのは長男が4歳の時。
自治体のイベントでもらったラディッシュの種を植えることがきっかけでした。
ラディッシュは栽培が簡単として有名ですが
我が家では、硬くて辛いものしかできず失敗に終わりました。

人は失敗から学べることがあります。
「なぜダメだったのか?どうすれば上手くいくのか?」

種が入った袋の栽培方法に忠実に従い試行錯誤した結果
2度目は成功し長男も笑顔。

そこから、ベランダで栽培しやすいミニトマト栽培やブロッコリー栽培を始め
今では、4月以降9月末ごろまで様々な野菜や果物を育てています。

長年、子育てをしながら家庭菜園をしてきたからこそ分かった
家庭菜園が与える子どもへの影響や親への影響、
家庭菜園から得られる、子どもが成長するとともに身につけてほしい力について
これから小学校に入るお子さまがいる家庭や
すでに小学生のお子さまがいる家庭にお話しました。

<参加者の方からの声>
・「家庭菜園からこんな子育て法があるなんてブラボーでした」
・「実際になさっている菜園について教えてもらえたので、子どもと一緒に
簡単にできるところからやってみたいという気持ちになりました」
・「ベランダ菜園に興味はありましたが、我が家は北側ベランダでやる気がわきませんでした。でも、北側ベランダでもできる野菜作りを教えてもらえたので、やる気になりました」
・「見ていたら本当に簡単にできそうに思いました。最初に最低限揃えるものを体験談から聞けたのでわかりやすかったです。エコな菜園も興味があります。」

失敗してもいいんです。どんなところからでも学びはあります。
簡単なものから始めて、親子で楽しんでもらえたら幸いです。

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